【道成寺(どうじょうじ)】
天台宗の寺院で、新西国三十三箇所観音霊場の第五番札所の道成寺は、701年に創建された和歌山県下で一番古いお寺です。本堂には南向き本尊と北向き本尊の2体の千手観音像が安置されていて、1994年に国宝に指定されています。作品は平安時代初期のものと見られ、一般的な彫像の千手観音像は手が42本のものがほとんどだが、道成寺に安置されていた千手観音像は2本多い44本の手があるのが特徴です。他にも本堂と仁王門、木造四天王立像などの彫像や書が国の重要文化財として指定されており、歴史を感じさせてくれる寺院となっています。道成寺は日本の伝統芸能である能や歌舞伎、浄瑠璃の演目で有名な「安珍・清姫伝説」の舞台としても知られています。
【誕生院】
1824年に徳本上人によって創建された寺院です。徳本上人は、江戸時代に自ら厳しい修行で苦難をおいながら南無阿弥陀仏を唱えて全国を回り、貧しい庶民の苦難を救った念仏行者です。晩年に北陸地方を旅した際には、歌人である小林一茶と行動を共にし、一茶が徳本上人の日々の粗食ぶりに驚き、「徳本の 腹を肥やせよ そばの花」を詠んだ句もあります。本堂は1854年に紀州藩主・徳川治宝によって建立されたものだが、徳本上人の御遺髪を始めとする遺品や、徳川家ゆかりの品々が納められています。
【戸津井鍾乳洞(とついしょうにゅうどう)】
日高郡由良町にある、和歌山県唯一の観光鍾乳洞が戸津井鍾乳洞です。鍾乳洞の全長は約100メートルと規模的には小さな鍾乳洞ではありますが、洞内は1年を通して15度に保たれており、暑い夏に入るとひんやり感がたまりません。気軽にちょっとした地底探検が出来るので、子供連れでも楽しめますよ。